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沖縄 八重山発 南の島のハーブ

第39回沖縄タイムス出版文化賞正賞受賞!



与那国島祖納生まれの著者、嵩西洋子。
薬草や漢方薬を当たり前のように使いこなしていた祖母の影響もあり、物心ついた頃から寝ても覚めても関心ごとは植物でした。
彼女の人生にはいつも島のハーブがあり、喜びや悲しみと共に歩き、今ではハーブが生業となりました。
本書では島のハーブ337種類を、植物画と写真を交えて紹介しています。
常識にとらわれない現代風レシピ、昔の活用法、コラムなどが満載の一冊です!
 



目次





ページの一部をご紹介







書評 沖縄タイムス新聞

「337種一冊 レシピも多彩」

沖縄ハーブの香りが溢れ出てくるような華やかな装丁に目を惹かれページを開く。
 与那国島出身、石垣島在住の著者、嵩西洋子が島に暮らす人間の立ち位置で、島のハーブひとつひとつに飾らない言葉できめ細やかな説明を入れている。
 その数はなんと337種類というから驚きだ。ここまでの数を1冊にまとめた本は他に見当たらない。それを科ごとにまとめ、学名と別名を記載しているので専門書としても活用ができる。
 島特有のハーブのみならず、本州でもお馴染みのハーブも多く取り上げられているが、亜熱帯海洋性気候の特徴を持つ八重山では、本州のそれとは育ちかたなどに大きな違いがあることが読み進めていくと見えてくる。また、石垣方言、与那国方言、沖縄の一般的な方言も記載されており、昔から暮らしの中にハーブがあたりまえにあったことが伺われる。
 ハーブレシピもふんだんに掲載されているので、自分ですぐに試すことができるのは読者にとってうれしいこと。昔ながらの活用法も紹介しながら、著者オリジナルの常識にとらわれないレシピの数々は圧巻で、彩り豊かだ。
 薬草をあたりまえに使いこなしていた祖母の影響で、幼いころからハーブに親しんできた嵩西が本格的にハーブの活動を始めたのは2000年にNPO法人ジャパンハーブソサエティーに入会してから。
 ふと足元を見ると、そこにピパーチがあったという。ピパーチは日本で唯一食用、薬用として使われてきたコショウ科のハーブで、八重山では生活圏内に生息し身近なものだった。しかし、宅地化や道路整備の影響で栽培場所の琉球石灰岩の石垣が取り壊され、その姿が減っていることに気づいた。
 そこで嵩西は2007年、挿し木による増殖栽培を確立し、地域に普及させる活動を開始した。それから10年余り、足元を見続ける彼女の姿勢に揺るぎはない。
「大切な島のハーブを伝えたい」
 本書はその活動の集大成だ。

2018年4月7日付 『沖縄タイムス』 話題本題掲載

神崎 優(フリーライター)

書評 八重山毎日新聞

 八重山ハーブの第一人者嵩西洋子さんが「南の島のハーブ」を南山舎から上梓した。
 それぞれの分野で専門家は数多くいるが、著者はハーブに関するイベントや製品開発・普及啓蒙指導など多方面で活躍しており、この様にハーブに関する様々な情報を網羅した作品を、一人で表現できる人は類例を見ない。
 この書は、著者の幼い頃からの記憶と、本格的にハーブに携わってきた17年にわたる経験と研究の集大成で、八重山産のハーブだけでは無く国内外の物を含め、今八重山で見られる337種のハーブを、カラー写真や自身の手になる70余点の植物画を添えて紹介している。
 掲載されている全ての種には学名が添えられており、更に沖縄や島方言など興味深い名も記され、ハーブ事典としても優れた内容になっている。また、一つ一つの種に筆者の思いの文が添えられ、それは時には自伝的なエッセイで有り、時には薬効や昔から伝えられている活用法など、多岐にわたっており、その文章読むだけでも充分に楽しめる。また、数多く挿入されているオリジナルの現代風料理法は、仕上がりの写真と共に非常に詳細なレシピが添えられており、直ぐにでも試してみたくなる。
 これだけの情報を纏め上げると云うことは、著者の人となりが成せる技で、集大成と言うだけ有って、あれも書きたいこれも書きたいという著者の思いとこだわりが、頁をめくる度に溢れ出てくる。この、多岐にわたる記述は、単なる実用書では無くハーブ百科として、一家に一冊はもとより、八重山発で県内更に全国に紹介したい出来栄えで、八重山のハーブが島の産業に育つ可能性の起爆剤としての魅力も持っている。
 惜しむらくは、著者の植物画が紙面の関係で小さめの扱いだという事と、取扱い種が多いためか、もう一歩踏み込んだ内容が欲しかった事か。著者は10年後に沖縄産のハーブ図鑑の出版を計画しており、更に内容の濃い作品を楽しみに待ちたい。 

株式会社川平ファーム 代表 橋爪雅彦

書評 八重山日報新聞

幾種もの植物や食材を処方して「祖母は薬草使いの魔女のように私のぜんそくを取り除いてくれた」と嵩西さんは書いた。そんな祖母と触れ合うことが多かったので物心つく頃から与那国の自然の懐で時を忘れて植物と「遊」んだという。ハーブの申し子のような嵩西さんのバックボーンである。
 嵩西さんと話していると、この人は植物と対話・交感できるのではないかと思うことがある。植物についての豊かな知識、深い愛着がそう思わせるのだろう。秀逸なイラストからもそう感じる。単なる植物画を超えた存在感がある。「自分が描いた絵を見るとこれは何月頃の絵だなってわかる」というからすごい。あるいは愛娘の紀和さんを不慮の事故で失った悲しみから「命のはぐくみを伝えるためにハーブに気持ちを託し、再び歩き始めました」に至ったのもハーブが救いの手を差し伸べたのではないかとつい思ってしまう。  
 本書に満載のハーブを活用した料理レシピの数々はおいしそうだし、きれいだし、何よりも見ているだけで豊かな心持ちになる。
 食材としてみなされなかったオオバイヌビワの食し方やムラサキイノコヅチの炊き込みご飯、ツルソバのサラダとしての活用等は痛快でさえある。蝙蝠やトカゲの行動からヒントを得たというのが、いかにも嵩西さんらしい。
 生薬、着色、染色、香り、虫よけ効果等々も紹介されており、嵩西さんの知見の高さ、豊饒なハーブの世界に圧倒されてしまう。ハーブの優れた実践者の面目躍如である。
 数多くのハーブの色鮮やかなイラストや写真、それぞれの特徴(特長)を的確に紹介する文章等、植物図鑑・事典としても楽しく活用できる。
 ところで「65歳未満の沖縄の死亡率は全国ワースト」とあった。ここに来て食の見直しである。食を通して健康で豊かな生活を提唱する嵩西さんはあちこちから引っ張りだこだ。「ハーブは楽しく食べる緑の薬」を実感するために本書は最良の手引書だろう。
 八重山の地において南山舎とのコラボでこれほどにセンスがよく使い勝手のいい実用書・事典が生まれたのはすごい。嵩西ランドの一つの結実である。

西前津 松市

書評 琉球新報新聞

 与那国生まれで、石垣でハーバルライフを実践している嵩西洋子さんが、これまでコツコツ描きためてこられたボタニカルアートととともに、八重山のハーブの魅力を満載にした一冊。嵩西さんの住む石垣島では2015年に全国ハーブサミットが開催され、八重山のハーブを「命草(ぬちぐさ)」と命名して、ハーブによる農業の6次産業化や観光化、市民の健康促進などの地域振興に大きく貢献した。

  嵩西さんはその開催を呼び掛け、実行委員会専門部会長を務めるなど、中心となって活躍した。その前年には、ピパーチ(ヒハツモドキ)の大量増殖と6次産業化への貢献が評価され、財団法人日本特産農産物協会地域特産物マイスターに認定されている。また、ジャパンハーブソサエティー八重山支部長を務めながら、ハーブ教室を開催してハーブの普及と啓発、後進育成に努めている。

 そんな、八重山の「命草」に精通した著者が、八重山の伝統ハーブと西洋ハーブの337種類をまとめあげた。まず特筆すべきは図鑑としての確かな情報である。名称については石垣島と与那国島、沖縄での一般的な方言を併記している。また、学名については国際的に最も信頼されている最新情報に基づき、命名者まで記されている。これだけでも、学名・方言辞典を兼ねた専門書としての大きな価値がある。

 それでいて暮らしに役立つ情報が満載されている。特に料理に関しては著者の独特なオリジナルレシピが掲載されており、日常的に役立つレシピ本であるとともに、八重山料理を再現できる貴重なレシピ本でもある。また、八重山での伝統的な利用方法が紹介されており、人と植物との関わりの歴史を知る文化誌ともなっている。

 このように、貴重な情報にあふれた一冊であるが、私は著者自らが描いたオリジナルボタニカルアートを眺めているだけで癒(い)やされるのである。編集デザインも美しく、アート集としても楽しめる、南の島のハーブの魅力にあふれた一冊である。



NPO法人ジャパンハーブソサエティー専務理事 木村正典

著者

嵩西洋子嵩西 洋子(たけにし ようこ)
 1954年、与那国島祖納生まれ。薬草や漢方薬を当たり前に使いこなしていた祖母の影響もあり、暮らしにはいつもハーブがあった。ハーブ文化が失われつつあることに気づいた2000 年から、命のはぐくみとしてのハーブ活動を本格的に開始。「石垣市薬草・ハーブ文化をはぐくむ会」に設立当初より関わり、ハーブの利用、活用法などを地域へ伝える活動に力を入れる。
  ハーブの知識とたゆまぬ探究心は各方面から注目を集め、ハーブイベント、地域おこし、共同商品開発、ハーブ加工技術指導など活動分野は多岐にわたる。
  2017 年、有機加工食品6品目の生産行程管理者に、代表取締役を務める石垣島胡椒園が認定される。人の健康に役立つ島のハーブの魅力を広く後世に残していくため活動を精力的に行っている。オーガニック商品の開発にも力を入れている。
 
・農業生産法人株式会社石垣島胡椒園 代表取締役
・公益財団法人日本特産農産物協会認定 地域特産物ピパーチマイスター
・NPO 法人ジャパンハーブソサエティー(略称:JHS)認定上級インストラクター
・JHS 認定ハーブ 指導者養成校「石垣島ハーブスクール」代表
・JHS 八重山支部 支部長
・NPO 法人日本ハーブ振興協会認定「HAC・HFO・HFM」資格取得
・内閣府認可一般財団法人職業技能振興会認定資格 マスターオーガニックコーディネーター課程

沖縄 八重山発 南の島のハーブ

価格:

2,530円 (本体 2,300円、税 230円)

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本について
著 者:嵩西 洋子
発 行:南山舎
発行日:2018年2月14日
判 型:A5判 オールカラー
頁 数:308ページ

送料について
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ゆうメールにて発送致します。1冊のみご注文の場合、送料は全国一律310円になります。

手数料について
代引きでの場合は460円が、コンビニ払の場合は330円が加算されます。予めご了承ください。

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