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川原 輝久 さん




石垣島の大自然の中で海と親しみながら、感じたものを表現する。

島の自然を活かした、こどもたちに安全な玩具や小物、家具などを作る川原輝久さん。海も山もすぐそばにある工房兼住まいも、自ら手掛けている。
イルカ、クジラ、マンタをはじめとする、海の生きものやシーサーなどをモチーフにした木のおもちゃ、自然の木の形を活かしたイスやランプなどの作品からは、木のぬくもりと優しさが伝わってくる。
川原さんの素朴な味わいのある作品は、安全への配慮で全国からも注目されており、こだわりの農産物を扱う「大地の会」「らでぃっしゅぼーや」の商品として、また、子どものための木のおもちゃや絵本、オーガニックフードを扱う「クレヨンハウス」(作家落合恵子主宰)で石垣島からの安全なおもちゃとして取り入れられ、高く評価されている。


    海の見える地にある工房


自分が楽しんで作る。この気持ちを大切にモノ作りをしています。

▲オーナーの川原輝久さん
昭和63年、横浜より石垣島へ妻の千賀子さんと旅行に来て、そのまま移住を決意。今は3人のお子さんをもつ5人家族。千賀子さんは二男を自宅で、三男を海で出産。
二人目のお子さんを自宅出産したのを期に、子どもに安全な木のおもちゃ作りをはじめる。
「自分が楽しんで作る。この気持ちを大切にモノ作りをしています。そういった気持ちが買っていただくお客様に伝わればと思っています。」
イルカやクジラなど海の生き物をモチーフにしたおもちゃは、以前、イルカの大群やクジラの親子といっしょに泳いだ体験を活かしている。もともとモノを作ることが好きだった川原さんだからこそ、そんな体験を形にできるのだろう。

宮良 純司 さん




どこにもないもの、自分だけのオリジナルを造りたい。

どんなに良いと思っていても他のところにあるものは造らない。自分だけのオリジナルデザインにこだわる。すると、自然に沖縄をイメージし、テーマにしたものを造る様になっていた。
作者の宮良さんは、デザイン専門学校の工芸科を卒業。在学中、アクセサリー造りの面白さを覚えたという。こちらの工房兼お店は昔ながらの道具が所狭しと置いてあり、まさに職人の店、という感じである。木でできた机の古びた引き出しにはたくさんの見た事のない面白い道具が詰まっている。見ているだけでワクワクする、魔法の道具たちだ。

▲ 忠実に造られた三線ペンダント。
細部までちゃんと造られていて本物そっくり!


シルバーは時間が経つと黒くなりいぶされていく。長く持つとどんどんアジがでてくるもの。

一つの作品を造るにもたくさんの型や工程を要する。その全ての工程を手作業で一つ一つ仕上げていく。最初の仕入れてきた段階では銀の延べ棒なのだという。そこからどんどん造り手の想像がふくらみ、一つの形(作品)へとなって行く。こちらで造られる作品は鋳造(ちゅうぞう)という技術が用いられる。原型のかたちを造るまでにも多くの工程があり、様々な技術と型、道具が使われる。一番大変なのは仕上げの磨きの段階だと言う。
「顔を真っ黒にしながら仕上げていくので、お店にお客さんが来たらあまりに汚い格好なので驚くかも。」と笑う宮良さん。

▲指輪を磨き上げる様子


▲仕上げ前と磨いた後のリング。
まさに神ワザ。


祖父母を思い、生まれ育った土地を離れ八重山へ。

▲この銀の延べ棒が様々な形に変わっていく。
もともと神奈川県に生まれ育った宮良さんは専門学校を卒業後、ジュエリーなどを制作する会社で本格的に修行することになる。そこでアクセサリー、ジュエリー造りのノウハウを学ぶ。その後会社を辞め、両親の出身地である石垣島にいる祖父母を思い、単身八重山へ来たと言う。
石垣へ来てからは祖父母と3人で暮らし、一度はこの仕事から離れ会社勤めもしたが、結局祖父母の病院などへの送り迎えをしながらの会社勤めは厳しく、それなら自宅でできる仕事をと思いこの道に再び戻ったと言う。

▲作者の宮良純司さん(35歳)
最初は自宅裏の倉庫を改造し、一つ一つ道具を買い揃えて行き指輪直しから始めた。より多くの人に自分の仕事を知ってもらうため営業を重ね、6年前に石垣島の桟橋通り沿いに本格的に店を構え、指輪直しの他にシルバージュエリーの販売も始めた。
お店はこじんまりとしていて、観光で来た人などは目に止まらないらしく、地元のリピート客の方が多いという。ただこの宮良さんの店は八重山で唯一の貴金属加工のお店。石垣島へ訪れた際は、是非一度立ち寄ってみて欲しい、手造りの看板が目印の小さなお店である。


豆知識

■シルバーが黒くなるのはなぜ?
銀製品の場合、硫黄分に敏感で、硫化銀となって変色します。しかし、黒くなることがシルバーの味でもあります。

■シルバーアクセサリーのお手入れ方法
1・シルバーはデリケートです。なるべく硬いものとの接触を避け、小分けにしてケース等で保管してください。
2・身に着けた後は、柔らかい布やセーム革(市販のもの)で、から拭きしてください。

Attention!
温泉に入る場合は必ずはずして下さい。変色の原因になります。

簡田記美子さん親子




長年連れ添ったご主人の作る姿をみて自然に覚えたというラー油造り

100℃以上に熱した油に全ての食材を入れ2、3日ねかす。ねかすことによって香ばしい胡麻の香りが出てくる。「瓶詰めは店の終わった深夜、家族で地道に作業する」と笑いながら話す経営者の簡田記美子さん。
紀美子さんは今から33年前、台湾からご主人の崇源さんと共にこの石垣島へやって来たという。来た当初は言葉の壁に悩んだが現在では八重山方言を話す立派な島人だ。

ご主人が亡くなった今も息子さんと娘さんと共に中華料理店を切り盛りしている。石垣へ来て中華料理店を開業し、早くも25年目になるが、ご主人は料理を作ることに関して天才的な人だったと語る。まさに料理の食人。とも言えよう。そのご主人の造る姿を見て自然に覚えたラー油造り。今もちゃんと受け継がれ、そして口にした人たちに旨い! と感じさせる究極の逸品だ。

鍋をかき混ぜると香ばしい香りがたちこめる


オーナーの簡田記美子さんと長男の安彦さん

新 洋子さん COCOKALI



こどもが着るとカワイイデザインが好き!




趣味は落書きという洋子さん・・・